プレストン・ノースエンドやシャルケでレンタル生活を送ってきたリバプールDFセップ・ファン・デン・ベルフは、今シーズンもマインツにローン移籍した。ブンデスリーガ開幕からスタメンを張り、DFBポカールなども含めて36試合に出場を果たした。
ドイツでの活躍により、アルネ・スロット監督がアンフィールドでチャンスを与える可能性が高まっているが、今シーズンのレンタル先のマインツを始め、同選手の獲得に関心を示すクラブが存在しており、完全移籍で退団する世界線も否定できない。
海外メディア『The Athletic』によれば、リバプールはオランダU-21代表DFを売却する場合に備えて移籍金を設定しており、その金額は2000万ポンドになるようだ。アンフィールドでの出場は、わずか4試合に留まっている。
ブレントフォードや、来季からプレミアリーグ復帰を決めたサウサンプトンも関心を示しており、複数クラブを巻き込んだ争奪戦が展開されるかもしれない。他にもドイツからヴォルフスブルク、オランダからアヤックスも動向を追っている。
32歳DFジョエル・マティプがチームを退団し、その後釜を探すリバプール。いろんなセンターバックの名前が浮上しては消えているが、プレシーズンにおいて、オランダ人センターバックが確かなパフォーマンスを披露できれば、トップチームに定着できるかもしれない。
22歳となるいよいよ決断が迫られるが、リバプールはチームに残留させるのか、ふたたびレンタルに出すのか、もしくは完全移籍で放出することになるのだろうか…?