ジョーダン・ヘンダーソンの退団に伴い、ユルゲン・クロップ監督はオランダ代表DFフィルジル・ファンダイクにキャプテンマークを託した。2020/21シーズンの大怪我以来、最高のパフォーマンスを取り戻したセンターバックは、プレーとメンタルの両面でチームを支えた。
契約が2025年6月までと1年に迫っており、この夏にはクラブとの交渉が待ち受けている。延長するかどうかに注目が集まっており、来年の夏にフリートランスファーで退団する可能性も否定できない。
クロップ監督の退任で、アルネ・スロット新監督が誕生したリバプールにおいて、ディフェンダーリーダーを放出する考えはない。加えて、ともにオランダ出身ということもあり、言語の壁がなく、細かなコミュニケーションも取れる。
新章に歩みを進め始めているリバプールにおいて、来シーズンも最終ラインの要としての役割が期待される32歳センターバックが口を開き、大きな成功を成し遂げるために、新監督やチームメイトとともに新シーズンに臨むと意気込みを語った。
「僕にはまだ契約が1年残っている。クラブのキャプテンだし、来シーズンに向けて新監督と熱意のある選手たちのために自分が存在することを強調してきた。」
「もちろん、多くの変化があるだろうが、大きな成功を収めることができると信じている。彼にはお祝いを言ったし、彼と彼の家族のためにも心から喜んでいる。チームと将来について話したが、今は完全に代表チームに集中している。」
The Mirror
今シーズンは負傷者が相次ぎ、途中までは若手を起用し、カラバオカップも制覇。ところが、シーズン終盤戦は復帰組のコンディションが戻らない、それまでスタメンとして出場し続けた選手たちに疲労が目立ち、プレミアリーグの優勝争いやヨーロッパリーグで敗退を喫した。
来季こそはイングランドの頂点に登るためにも、ファンダイクの存在は必要不可欠で、新時代に弾みを付けたいところだ…