サウジアラビアが熱視線を向けるエジプト代表FWモハメド・サラー。さらに、30歳を超えてからは、スピードや俊敏性が低下しており、20代後半のようなプレーぶりは影を潜めている。とはいえ、チームのエースであることに変わりなく、決定力に加えて、チャンスを作り出す能力が高まっている。
リバプールは一方で、同選手の後継者探しを進めており、ヨーロッパを軸に活躍する若きウィンガーをリストアップし、そのスキルや成長をスカウティングし続けている。この夏の移籍マーケットでは、最低でもひとりのアタッカーの確保を目指している。
海外メディア『Football Transfers』によれば、リバプールはエジプシャン・キングの後任に、ウェストハム・ユナイテッドのガーナ代表MFモハメド・クドゥスを候補に挙げており、数あるターゲットの中でも優先度が高いようだ。
カタールワールドカップでも活躍し、昨年の夏にロンドンのクラブに加入。強靭で無理の効くボディバランスに、左足から繰り出される強烈なシュート、ペナルティエリア内で決定機を演出することもでき、この1年間で評価は急激に高まっている。
プレミアリーグ1年目の昨シーズンは、攻撃的ミッドフィルダーだけでなく、左右のウィンガーやセンターフォワードとしてもプレーしており、前線で多くのポジションをこなせる器用さは同選手の魅力的なポイントだ。
守備時の戻るスピードが遅いのは気がかりだが、イングランドの上位クラブとって貴重な戦力になることは間違いない。
はたして、前線の強化を狙うリバプールは、ガーナ代表の23歳ミッドフィルダー獲得に本腰を入れるのだろうか…?