来シーズンには、日本代表MF遠藤航やスペインU-21代表MFステファン・バイチェティッチらが中心となるリバプールの中盤の底。前者が31歳、後者が19歳とふたりの間には年齢のギャップがあり、20代中盤のミッドフィルダーを求める可能性は否定できない。
イタリア紙『Caiciomercato』によれば、リバプールはアストン・ヴィラMFドウグラス・ルイスに関心を示しており、アーセナルやマンチェスター・ユナイテッド、ユベントスらと争奪戦を展開することになるようだ。
今シーズン、プレミアリーグやカンファレンスリーグを通じて53試合に出場し、10ゴール10アシストを挙げた。国内リーグで4位フィニッシュに貢献し、来季のチャンピオンズリーグ出場権確保にも尽力した。
2019年にデビューしたブラジル代表でも13試合でピッチに立ってきた26歳MFに対して、所属クラブは6000万ポンドを要求すると見られるが、リバプールらプレミアリーグ勢にはより高い金額を設定する見込みで、7200万ポンドから7700万ポンドが必要になりそうだ。
センターバックやアタッカーを狙うリバプールにおいて、高額な移籍金の支払いが避けられないミッドフィルダー獲得に本腰を入れる可能性は限りなく低い。予算配分的にも多額の費用をかけられず、今回の報道が実現するとは思えない。
さらに、ウナイ・エメリ監督のもとでヨーロッパ最高の大会に出場できる権利を手に入れただけに、選手側もこの夏の移籍市場でのステップアップは考えにくい。最低でも来シーズンは現在のクラブに留まり、チームとともに自らの実力を試すことになる。
アルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターは中盤の底でもプレーでき、イングランド代表MFトレント・アレクサンダー=アーノルドのポジション変更も予想される中、ブラジル代表MFまでアンフィールドに連れてくる計画はないだろう…