今シーズン、チャンピオンシップで一時は2位に付け、プレミアリーグへの自動昇格が近づいていたリーズ・ユナイテッドだが、イプスウィッチ・タウンに追い越されて、最終的には3位でフィニッシュ。プレーオフに回ることになった。
プレーオフ決勝まで駒を進めたが、同リーグ4位のサウサンプトンに1点差で敗れ、トップリーグ昇格を逃した。これに伴い、財政を安定させるために主力の放出が避けられないリーズには、数々のクラブが熱視線を向けている。
今季大躍進のシーズンを送った18歳MFアーチー・グレイに対しても強豪クラブが関心を示しており、リバプールやアーセナル、トッテナム・ホットスパー、レアル・マドリードらも動向を追っているが、バイエルン・ミュンヘンも今夏の争奪戦に参加すると、海外メディア『HITC』が報じた。
2028年6月まで契約を結ぶイングランドU-21代表ミッドフィルダーは、右サイドバックや守備的ミッドフィルダーとして52試合に出場。デクラン・ライスを思い出させる重心の低いプレーぶりに、粘り強い守備や中盤を駆け巡る運動量など、10代とは思えないパフォーマンスを連発している。
リーズ・ユナイテッドはチームの未来を担う逸材を手放す考えはない。まだ18歳ということもあり、チャンピオンシップでも成長できる環境は整っており、レギュラーで活躍できるか分からないクラブへの加入は、成長を妨げる可能性も高い。
バイエルンが関心を増している背景には、新たに監督の座に就いたヴァンサン・コンパニの影響があるそうだ。ベルギー人指揮官は若き才能の獲得に積極的で、正式発表がなされたため、この動きが加速されるかもしれない。
はたして、近い将来イングランド代表で活躍するだけのポテンシャルを持つミッドフィルダーは、どのようなキャリアを歩むのだろうか…?