20代前半から、ブラジル代表GKアリソン・ベッカーが負傷している期間、もしくはカラバオカップで実力を発揮してきたアイルランド代表GKクィービーン・ケレハー。今冬にもオファーが届いていたが、この夏には退団を許可される可能性が高く、プレミアリーグを中心に25歳GKを欲するクラブは少なくないはずだ。
安定感のあるパフォーマンスに定評のある控えGKの退団に備え、リバプールは世界中のゴールキーパーをリストアップし、彼らのプレーぶりをスカウティングしてきた。これまでは様々な選手が噂に挙がってきたが、新たな名前が浮上した。
海外メディア『Sports Zone』によると、リバプールはアトレチコ・パラナエンセに所属する24歳GKベントの動向に熱視線を送っており、アトレティコ・マドリードやインテル・ミラノ、ACミランらと獲得レースを展開する可能性があるようだ。
今シーズンこそアリソンが負傷離脱していた期間が長く、26試合に出場を飾ったが、昨季はチーム状況も悪く、たった5試合しかピッチでプレーできなかった。基本的には、カラバオカップくらいしか出場が確約されておらず、ユルゲン・クロップ監督もいなくなる今夏の退団はタイミングとしてベストかもしれない。
その代役として期待が寄せられるブラジル代表GKは、所属クラブで163試合で出番を得ている。リバプールのようにハイラインで守る最終ラインとの間にある広大なスペースを守れるかは未知数だが、シュートストッパーとしては高いレベルのパフォーマンスを見せ付けてきた。
評価額は1700万ポンドと比較的お手頃で、熾烈な争奪戦に発展したとしても、そこまでの値上がりはなされないだろう。
はたして、次世代のブラジル代表ゴールキーパーが、アンフィールドに加わることはあるのか…?