ユルゲン・クロップ監督が退団し、アルネ・スロット新監督とともに新たな時代に歩みを進めるリバプール。平均年齢が上がってきたセンターバック陣の若返りに加えて、シーズン終盤にかけてゴール数が減少してきたフォワード陣のテコ入れを狙う。
それとは別に、昨夏の移籍マーケットで大型補強したミッドフィルダー陣にも新たな選手を加える可能性が報じられている。メガクラブがこぞって関心を寄せるベンフィカに所属するポルトガル代表MFジョアン・ネヴェスもターゲットのひとりと言われる。
ポルトガル紙『O Jogo』によれば、他にもパリ・サンジェルマンやチェルシー、アーセナル、バイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・ユナイテッドも注目する若き逸材だが、リバプールを含むプレミアリーグのクラブが争奪戦を優位に展開しているようだ。
2023年1月にトップチーム昇格を果たした19歳のミッドフィルダーは、レギュラーの座を確保しており、今シーズンは55試合に出場した。チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグなどヨーロッパの舞台でも経験を積み重ねており、ポルトガル代表でもすでに5試合でピッチに立ってきた。
将来的には世界でも屈指の守備的ミッドフィルダーになれるだけのポテンシャルを秘める同選手を巡る獲得レースはさらに熾烈になる見通しで、その移籍金は天井知らず。
リバプールが金銭的な勝負で勝ちを得るのは現実的ではない。契約期間も2028年6月まで残っており、非常に高額な金額を要求される可能性が高く、昨夏のモイセス・カイセドに提示したオファーのような焦りが生じなければ、今回の報道が真実になるとは思えない。
また、中盤の強化の優先度は低く、限りある予算を振り分けるほどに困っている課題でもない。リバプールがポルトガル代表MF確保に乗り出す未来は見えずらいが、はたして…!?