31歳FWモハメド・サラーが全盛期のパフォーマンスから落ち込み、以前ほどゴール前でも仕事ができなくなってきた。左足から繰り出されるパスはまだ健在で、来シーズンには厳しくなってきたウィンガーからの転向も噂される。
そのポジションの後釜探しが続くリバプールは、ベルギー代表FWヨハン・バカヨコを筆頭に、同じプレミアリーグを舞台に活躍するウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFWペドロ・ネトら、縦のスピードに長けた選手に注目している。
フランス紙『L’Equipe』によれば、リバプールとニューカッスル・ユナイテッドが、イングランド代表FWイヴァン・トニーとともにブレントフォードの攻撃を牽引するカメルーン代表FWブライアン・ムベウモに関心を示しているようだ。
フランス出身のウィンガーは、2019年にトロワから加入。これまで200試合に出場し、50ゴール42アシストを挙げており、チームの攻撃に欠かせない選手に成長した。2022年にはカメルーン代表デビューを飾り、それ以来11試合で2ゴールを奪っている。
高速カウンターにも適応できる走力に加えて、鋭いドリブル突破でシュートを狙う。フィジカルも強く、単独での突破を果敢に挑みつつも、周りのアタッカーやミッドフィルダーとの連携もうまく、個人の能力だけに頼ることはない。
守備においても戻ることもできるタイプのフォワードだが、同僚のトニーにも移籍が取り沙汰される状況下で、ブレントフォードが主軸のアタッカーの両方を手放すわけもない。どちらかを売却する可能性はあるが、年齢や契約期間を考えると、イングランド代表ストライカーが優先されそうだ。
エジプシャン・キングに近いプレースタイルを有する24歳のウィンガーは、来季もコミュニティ・スタジアムでプレーするのか、もしくはアンフィールドやセント・ジェームズ・パークでプレーすることになるのだろうか…?