非凡な才能を認められて、2015年にリバプール加入を果たしたジョー・ゴメスは、イングランド代表にも選出されるほどのディフェンダーに成長した。問題は負傷癖が抜けず、長期離脱してしまうシーズンも少なくなく、絶対的なレギュラーになりきれていないことだ。
最近はセンターバックとして振る舞うことも多かったが、ジョエル・マティプやイブラヒマ・コナテらに遅れを取り、ベンチを温める日々も増えた。しかし、今シーズンは左サイドバックとして躍動し、右サイドバックとしても高いレベルを披露し、長らく離れていた同国代表にも復帰した。
来季も様々なポジションを任せられるユーティリティプレーヤーの役割が期待されるが、ドイツからバイエルン・ミュンヘンが関心を示しており、ヴァンサン・コンパニ新監督が同選手の獲得を希望していると、英『The Mirror』が伝えた。
バイエル・レバークーゼンに無敗優勝を達成され、ブンデスリーガの覇権の奪還を目指すバイエルンは、センターバック陣のテコ入れに取り組む予定。レバークーゼンDFヨナタン・ターの引き抜きを画策しており、他にもチェルシーDFレヴィ・コルウィルも候補に挙がっている。
センターバックのみならず、左右のサイドバックや守備的ミッドフィルダーでもプレー可能なイングランド代表DFはチームにとって貴重な存在になることは間違いなく、ヨシュア・キミッヒやアルフォンソ・デイヴィスらに移籍の噂が飛び交う中ではより一層重要度が増す。
ただし、リバプールがこの夏に売却を決意するわけもなく、2027年まで契約を結ぶ27歳ディフェンダーは、アルネ・スロット新監督のもとでも大切なチームメンバーとして起用される見込みだ。
EURO2024にも出場する元チャールトンDFは、来シーズンもアンフィールドでハイパフォーマンスを見せてくれるはずだ…