2023年の冬、マンチェスター・ユナイテッド移籍が有力視されていたが、最終的にはPSVアイントホーフェンからリバプールに加入したオランダ代表FWコーディ・ガクポ。フォワードだけではなく、中盤でも起用されるなど持ち前の器用さを発揮している。
今夏に開催されているEURO2024にも母国の代表に選出される25歳のアタッカーだが、対戦した中で最もタフだったディフェンダーを質問されると、今季までチェルシーに在籍していたブラジル代表DFチアゴ・シウバの名前を挙げ、インテリジェンスの高さを絶賛した。
「彼（チアゴ・シウバ）は、僕がリバプールで最初にプレーした選手のひとりだ。」
「彼はとにかく賢かった。今は少し年を取ってしまったけど、本当に頭脳明晰で、数歩先を考えているような、とてもクラスの高いディフェンダーだった。」
「彼とフィジカルなデュエルをしたかどうかはわからないが、彼はあらゆるところにいた。」
ESPN
39歳となり、流石に肉体的な衰えは否めないものの、それをカバーする余りある危機察知能力で、ロンドンのクラブの最終ラインを支え続けた。これまで在籍したACミランやパリ・サンジェルマンでも常にスタメンを張り、長い間トップレベルのパフォーマンスを披露してきた。
母国復帰を決断した同選手は、ブラジルで新たな挑戦に歩むことになるが、プレミアリーグでも対峙するストライカー陣を困らせた実績は今後も語り継がれるだろう…