チェルシーでこそ出番に恵まれずに、客観的には失敗に終わったイングランドでの初挑戦。その後、イタリアで力を磨いたエジプト代表FWモハメド・サラーは、リバプール加入によって、2度目のチャレンジの機会を得ると、アンフィールドで大量のゴールを決めてきた。
30歳を超えた現在もチームのエースとして君臨するエジプシャン・キングには、サウジアラビアが強い関心を示しており、昨夏には巨額オファーが舞い込んだ。リバプールはそのオファーを拒否したが、依然として根強い人気を誇っている。
2025年6月にはリバプールと契約満了となり、中東のクラブはフリートランスファーでの獲得を狙っているとも言われている。ただし、その後継者探しは困難を極めると主張したのは、現役時代にアンフィールドで通算283試合11ゴール26アシストを記録した元ドイツ代表MFディートマー・ハマンだ。
「サラーはリバプールにとって素晴らしい選手だが、彼はもう年を取っている。来季も違いを生み出す選手になれるだろうか？彼ができるかどうかはわからない。サラーが移籍した場合、主力を担える選手がチームにいないことが心配だ。」
「彼の穴を埋められる選手がいない。リバプールには脇役はたくさんいるが、主役になる準備ができている人は少ない。それが私にとって重要な鍵だ。誰がチームに入ってきて、サラーがこの7年間やってきたことをできるのか。彼の後釜を見つけようとするのは大きな挑戦だ。」
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全盛期のようなスピードに乗ったドリブル突破は見れず、どちらかと言えばチャンスメーカーとしてのプレーが際立ってきた。問題はそのチャンスを確実に決められるストライカーの不在、もしくは負傷の多さで、かつてのサラーやサディオ・マネのような存在になり得ていない。
後継者候補が次々に浮かび上がってくるが、データ分析や内情調査を経て、リバプールはどのウィンガー獲得に本腰を入れるのだろうか…？