ASローマから加入して以来、プレミアリーグで毎シーズンのように得点王争いに絡み、アンフィールドで数々のゴールを記録してきたエジプト代表FWモハメド・サラー。近年は相手ディフェンダーを抜くドリブルは影を潜めたが、ゴール前での決定率やチャンスメイクでエースの座を譲っていない。
ただし、エジプシャン・キングも永遠の存在ではなく、リバプールは後継者を見つけなければならない。ヨーロッパを中心に躍動する若きウィンガーらがリストアップされており、スカウトチームは調査を進めている。
現役時代、リバプールで活躍したスペイン人DFホセ・エンリケがこの問題に言及。元ローマFWの売却タイミングを見極めなければならないと口にしつつ、同選手がリバプールからの移籍に前向きであると持論を展開した。
「モハメド・サラーは3年前のような選手ではない。驚異的なゴールマシーンであることに変わりはないが、ディフェンダーを手玉に取ることは少なくなった。もし私がリバプールにいて、適切なオファーが来たら、たとえば1億ポンド以上なら、真剣に検討するだろう。」
「サウジアラビアに移籍すれば、そのくらいの金額は簡単に手に入るだろう。リバプールのファンはサラーを愛しているし、すべてのトッププレーヤーに残ってほしいと思っているけれど、時には手放すタイミングを見極めなければならない。」
「例えば、私はフィルジル・ファン・ダイクとの契約を躊躇なく更新するだろうが、サラーの場合はサウジアラビアという選択肢もあるし、クリスティアーノ・ロナウド以上のビッグスターになる可能性もある。昨年はサウジアラビアからサラーにオファーもあった。」
「オファーがあった場合、個人的な条件が合意されている可能性が高いことは周知の事実で、彼がリバプールからの移籍に前向きであることは明らかだ。」
Grosvenor Sport