ブンデスリーガで無敗優勝を成し遂げたバイエル・レバークーゼンで、ウィングバックながらも47試合14ゴール12アシストと攻撃において驚異的な数字を残したオランダ代表DFジェレミー・フリンポンには、各国の強豪クラブが注目している。
イングランド代表では中盤で起用されることも多い25歳DFトレント・アレクサンダー=アーノルドが、アルネ・スロット政権下ではミッドフィルダーにポジションを変更する可能性もあり、場合によっては、手薄になる右サイドバックの獲得が避けられない。
コナー・ブラッドリーやジョー・ゴメスもおり、現時点では優先準備こそ高くないサイドバックの確保だが、リバプールは同選手に対して関心を寄せており、今夏でのステップアップが噂されるオランダ代表DF獲得に動き出すかもしれない。
ドイツ紙『SportBild』によれば、その争奪戦は激化しており、レッズ以外にもバルセロナやマンチェスター・ユナイテッド、バイエルン・ミュンヘンらが動向に注目しているようだ。
ただし、リバプールにとっては同選手を活かすポジションを持っていない。トレントは守備に弱みを抱えており、同じように前がかりになりやすいオランダ代表DFを右サイドバックに起用するのは理想的な補強とは言えず、決して身長が高いわけでもなく、フィジカルが秀でているわけでもないため、プレミアリーグでは相手のアタッカーに弾き飛ばされる可能性もある。
ウィングバックもしくはウィンガーでの起用が好ましい23歳のディフェンダーが、いまのリバプールにおいてトップターゲットにリストアップされているとは考えにくいが、プレミアリーグ挑戦のチャンスを得る確率は高いが、はたして…?