元カメルーン代表DFジョエル・マティプが契約満了のため、今シーズンをもってアンフィールドを離れる。まもなく33歳になるフィルジル・ファンダイクもいつ落ち込んでもおかしくない年齢になっており、次世代を見据えた補強が必要不可欠だ。
昨年の夏にもセンターバック獲得に動いたリバプールだが、この夏の移籍マーケットではいよいよ本腰を入れる。主に左利きのセンターバックを求めているものの、利き足に限らず、いろんなターゲットをリストアップしている。
イタリア紙『Tutto Juve』によると、リバプールとニューカッスル・ユナイテッドの両クラブは、ユベントスからASローマにレンタル移籍していたスペインU-21代表DFディーン・ハイセンに関心を寄せているようだ。
両足を巧みに扱う19歳のセンターバックは、今季セリエAで14試合に出場し、トップリーグでの経験を培った。1.97cmと高身長を活かしたディフェンスに加えて、近年のセンターバックに求められる足元の技術や前線へのフィード力なども高いレベルで持ち合わせる。
ただし、いますぐにアンフィールドでレギュラー争いに参加できるとは思えず、あくまで有望株扱い。ユベントスも期待の若手ディフェンダーを放出するつもりはなく、2028年6月まで契約を結ぶアムステルダム出身DF獲得には多額の移籍金が要求される。
リバプールにとっては、新たな左利きのセンターバックを加えつつ、マインツのレンタル生活で抜群のパフォーマンスを見せた22歳DFセップ・ファン・デン・ベルフにチャンスを与え、最終ラインに深みをもたせるのが現実路線のはず。
はたして、イタリアで活躍するオランダ出身のスペインU-21代表DFが、アンフィールドでプレーする未来はやってくるのだろうか…?