2025年6月でリバプールとの契約が切れるエジプト代表FWモハメド・サラーに対して、サウジアラビアはフリートランスファーでの獲得を狙っている。ルイス・ディアスにもバルセロナやパリ・サンジェルマンも関心を寄せており、アルネ・スロット新体制において前線の陣容に変更が生じるかもしれない。
とくに、エジプシャン・キングの後継者確保には本腰を入れており、右ウイングからカットインできる左利きのウィンガーを優先的に探している。ヨハン・バカヨコやペドロ・ネト、モハメド・クドゥスらが候補に挙がっている。
海外メディア『TBR Football』によれば、リバプールはトップターゲットのひとりと目されていたリーズ・ユナイテッドFWクリセンシオ・サマーヴィル争奪戦からの撤退を決断し、これ以上獲得に向けて動くことはないようだ。
同じプレミアリーグに所属するブライトンも関心を示しており、ファブリツィオ・ロマーノ氏は同クラブは契約に向けた話し合いをスタートさせたとも伝えている。さらには、チェルシーも動向に注目している。
プレミアリーグ経験もある22歳の若きウィンガーは、今季49試合で21ゴール10アシストと大躍進。チャンピオンシップで大爆発したオランダ人アタッカーが所属するクラブは、プレーオフの結果、トップリーグへの昇格を逃しており、今夏での移籍の可能性が高まっている。
そもそも右利きの左ウイングが主戦場であり、現在のリバプールには多くの左ウィンガーが在籍している。ディアス以外にも、コーディ・ガクポやディオゴ・ジョッタ、ダルウィン・ヌニェスもプレー可能で、人員が過剰気味になっている。
根本的にどこまで熱を持って関心を示していたかわからないが、最優先すべきは右ウィンガーであることもあって、オランダ人ウィンガーを追い求めることから撤退した公算が高い。
はたして、未来のオランダ代表アタッカーは、今夏プレミアリーグへの移籍を手にするのだろうか…？