昨年の夏、複数のミッドフィルダーを獲得したリバプールは、ジョーダン・ヘンダーソンやファビーニョらが中盤の軸を担っていた時代からの若返りに成功。ピッチ全体におけるプレッシングも戻り、プレミアリーグ3位に返り咲いた。
シーズン終盤まで優勝争いを繰り広げ、一時的に4冠を狙える立場だっただけに、負傷者の多さに泣かされた部分も大きい。とはいえ、チアゴ・アルカンタラも抜け、日本代表MF遠藤航も31歳と若くはないため、リバプールが守備的MFを獲得する可能性も報じられている。
一方で、昨シーズンにレンタル先で大活躍したファビオ・カルヴァーリョやタイラー・モートンはこのプレシーズンでチャンスを得るかもしれない。とくに後者は、2シーズンに渡って、ブラックバーンとハル・シティで見事なプレーを披露しており、アルネ・スロット政権下でのレギュラー争いに加わる未来も否定できない。
しかし、アンフィールドでの未来以外の選択肢も浮上してきた。英『The Times』によれば、RBライプツィヒが21歳のミッドフィルダーに対して関心を示しており、ローンではなく、完全移籍での獲得を狙っているようだ。
イングランドU-21代表でも3試合に出場する若手MFは、トップチームでのプレーも100試合近く、チャンピオンシップながらも経験豊富だ。ドイツの地でも活躍するだけに十分な素質を兼ね備えており、新たなチャレンジも面白い選択になり得る。
プレミアリーグでの出場経験こそ乏しく、2000万ポンドは少々高い印象もあるが、来季ブンデスリーガでプレーすることはあるのだろうか…?