2016年の夏、ボルトンからリバプールに加入した27歳DFナサニエル・フィリップスは、アンフィールドのトップチームではほとんど出番を得られず、キャリアの多くの時間をレンタル先で過ごした。
シュトゥットガルトに始まり、ボーンマス、セルティック、カーディフと複数のリーグでプレーを経験。2020/21シーズンにはセンターバックが相次いだこともあり、リバプールで唯一の充実した後半戦を過ごし、20試合で自慢のヘディングの強さを見せ付けた。
ところが、主力ディフェンダーが戻ると、ベンチにすら入れない日々が続く。一方で、ボーンマスやカーディフなどチャンピオンシップでは目覚ましい活躍を見せており、同リーグのクラブからの関心が届く可能性がある。
英『The Daily Mail』によれば、リバプールは獲得を狙うクラブに対し、800万ポンドの移籍金を要求する予定で、契約が最終年となる27歳センターバックのキャリアを邪魔しないようだ。
懸念は、半年後にフリートランスファーでの移籍交渉が行える選手だけに、今夏の移籍市場において駆け込みで獲得を目指すクラブがどれだけあるかは未知数。また、チャンピオンシップにとっては決して安い金額ではなく、リバプールの要求額を支払うクラブが現れるかは注目したいところだ…