クイーンズ・パーク・レンジャーズからクリスタル・パレスに加入した攻撃的MFエベレチ・エゼは、プレミアリーグの舞台でも卓越したセンスを見せ付け、セルハースト・パークではこれまで124試合26ゴール17アシストを決めてきた。
同僚のフランスU-23代表MFマイケル・オリーズとともに、今夏の移籍マーケットでの人気銘柄となっており、イングランドの強豪クラブが熱視線を送る。アタッカー強化を目論むリバプールもそのクラブのひとりと言われ、すでに代理人と接触を図ったと、英『The Palace Way』が報じた。
なお、同紙はマンチェスター・シティやトッテナム・ホットスパーも強い関心を寄せており、EURO2024にもイングランド代表の一員として参戦している25歳のミッドフィルダー獲得に乗り出す可能性も否定できない。
中盤でのプレーだけでなく、左サイドやウイングでのプレーにも対応できる。テクニックやドリブル、パス、フリーキックと攻撃を司るために必要な要素を兼ね備え、プレミアリーグでも屈指の選手に成長した。
その能力は問題なく、上位のクラブでも十分に活躍できる。課題はコンディション維持。長いシーズンを継続的に戦い抜く部分の調整は欠かせないが、高いレベルの選手が集うクラブではローテーションもできるため、そこまで大きな欠点ではないかもしれない。
残るのは、マイケル・オリーズがバイエルン・ミュンヘン移籍が決まったこと。同時期に攻撃の中心を担う選手をふたりとも失うわけにはいかず、クリスタル・パレスがイングランド代表MFの退団を容認するかどうか未知数だ。
とはいえ、25歳と次のステップアップには適した年齢に差し掛かっており、この夏に新たなクラブでの新たなチャレンジに歩みを進めるのだろうか…?