アヤックスでは10代ながらもスタメンを張り続けたオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフだが、バイエルン・ミュンヘンでの1年間は満足の行くものではなく、ベンチを温める時間が多かった。
プレー時間を求めて移籍を希望していた同選手は、エールディビジで活躍していた頃から注目していたリバプールが関心を示し、昨夏の移籍市場が閉まる直前で契約を成立させた。プレミアリーグでは苦戦する時間も長かったが、シーズン終盤には同リーグで初ゴールを奪うなど、来季に期待をもたせる内容でシーズンを終えた。
EURO2024にも母国の代表メンバーとして選出された22歳ミッドフィルダーの父親は、インタビューに応じると、ユルゲン・クロップ前監督の誠実さに触れつつも、プレースタイルにおいてはアルネ・スロット新監督の方が合うだろうと語った。
「ユルゲン・クロップは、ナーゲルスマンとトゥヘルを足したよりも、強い感情と個人的な関心を持っていた。」
「それは最初の会話ですぐにライアンに好感を与えた。」
「非常に多忙なスケジュールと、クロップが仕事で考慮しなければならないあらゆる事柄にもかかわらず、彼はライアンに多くの時間と私的な関心を費やし続けた。」
「クロップはライアンにとてもよくしてくれた。親切で感じが良かったが、一方で厳しい面もあり、重要な試合ではライアンをベンチに置くこともあった。」
「確かに、彼は(世界トップクラスの)クラブでプレーしている。」
「少なくとも、当時と比べて50%は良くなっていると思う。彼はさらに強くなり、フィットしている。」
「リバプールのプレースピードは普通じゃない。すべてがより速く進み、それが彼にとても良い結果をもたらしている。」
「ライアンはリバプールで常にプラスアルファの何かを与えなければならない。」
「スロットとはまだ話していないと思うが、ライアンは彼が来ることを喜んでいる。」
「クロップのもとでプレーするのが好きだったけれど、スロットのプレースタイルのほうがライアンには少し合っている。スロットはマンチェスター・シティやアーセナルに近いプレーをする。クロップ監督の下では、リバプールはよりダイレクトにプレーしていた。スロットのプレーは、アヤックスのトレーニングで培ったライアンに合っているんだ。」
ESPN