フィルジル・ファンダイクとともに、リバプールの守備陣を世界レベルまで引き上げたブラジル代表GKアリソン・ベッカー。シュートストップのみならず、飛び出しや足元のうまさ、パスにロングフィードと現代的GKの中でもトップクラスの実力を持つ。
第2GKと第3GKが退団し、ゴールキーパー陣が刷新される可能性もあるが、アルネ・スロット新監督のブラジル人GKに対する信頼は厚い。リバプールが放出を容認する理由もなく、来シーズン以降もアンフィールドのゴールマウスを守り続ける見込みだ。
ところが、サウジアラビアのアル・ナスルは、同選手をトップターゲットに据えており、この夏の移籍市場での獲得を諦めない方針であると、ルディ・ガレッティ氏(イタリア人ジャーナリスト)が伝えている。
「アル・ナスルはシュチェスニー獲得を望んでいない。」
「コパ・アメリカ終了後、サウジアラビアのクラブは本命のアリソン・ベッカーに再挑戦し、彼を説得するつもりだ。」
「ブラジル人GKはヨーロッパに留まることを希望しているが、巨額のオファーがリバプールの選手の考えを変える準備も整っている。」
🚨📉 #AlNassr are not oriented to sign #Szczesny, confirmed.
— Rudy Galetti (@RudyGaletti) June 26, 2024
🔥 After Copa America, the 🇸🇦 club will try again with #Allison – its main target – pushing hard to convince him.
💰 The 🇧🇷 GK prefers to stay in 🇪🇺, but a huge offer is ready to change the #Liverpool player's mind. pic.twitter.com/m3zFDc5r0S
リバプールとの契約は2027年6月まで残っており、現時点で移籍を志願する様子もない。昨夏のジョーダン・ヘンダーソンやファビーニョのように、高額な報酬や新たなチャレンジを求め、サウジ・プロフェッショナルリーグに参戦する確率はゼロとまでは言い切れない。
とはいえ、アリソンの退団は昨夏の2選手よりも現実味がなく、最低でも今夏に売却する未来はなさそうだ…