アンディ・ロバートソンやコスタス・ツィミカス、ジョー・ゴメスとプレミアリーグでも有数の左サイドバック陣容を揃えるリバプール。アカデミーにも有望な若手が控えており、直近で補強に動く気配はない。
ただし、スコットランド代表DFは年齢を重ねており、ギリシャ代表DFは昨季低調なパフォーマンスに終始。とくに後者に関しては、移籍の噂こそ活発になっていないが、今夏の移籍市場において退団しても不思議はないとの論調で語るジャーナリストも少なくない。
アルジェリア紙『La Gazette du Fennec』によれば、シーズン中から関心の話が持ち上がっていたウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズDFラヤン・アイト=ヌーリに継続的に注目しており、マンチェスター・シティやチェルシーらと争奪戦が展開される可能性があるようだ。
23歳のアルジェリア代表ディフェンダーは、昨季も主軸を任され、38試合3ゴール2アシストを記録。サイドバックよりもミッドフィルダーや攻撃的なポジションで起用されることも多く、新たな境地を迎えた。
左足から繰り出される巧みなパスで攻撃にリズムをもたらし、1対1でも相手を抜くドリブルができる。守備対応に絶対的な自信を持つタイプとは言い難いが、前に上がっての攻撃参加には定評があり、イングランドでも屈指のディフェンダーだ。
1年間のローン移籍を経て、2021年の夏にアンジェからウルブスに加入。そろそろ選手としてステップアップを考えても良い時期に差し掛かっており、この夏の動きから目が離せない…