エジプト代表FWモハメド・サラーにはサウジアラビアが興味を示し続けており、契約満了まで1年に迫っている関係上、その去就が不透明な状況に陥っている。さらに、昨シーズンの後半戦にかけて、フォワード陣の得点力が低下したこともあり、リバプールは新たなアタッカーを求めている。
EURO2024でも活躍するスペイン代表FWニコ・ウィリアムズや同国代表MFダニ・オルモ、ジョージア代表FWフヴィチャ・クヴァラツヘリらに加えて、イングランド代表FWアンソニー・ゴードン獲得を巡る交渉も実施されたとの報道も流れた。
トルコ紙『Milliyet』によれば、同じくUEFA欧州選手権でインパクトを残したトルコ代表FWバルシュ・ユルマズ獲得に向けて、リバプールが調査を開始したようだ。他にも、マンチェスター・ユナイテッドやトッテナム・ホットスパーも関心を示している。
昨季はスュペル・リグやチャンピオンズリーグなどを通じ、55試合7ゴール12アシストを決めたガラタサライFWは、左右のウイングを主戦場にしつつも、センターフォワードとしてもプレー。時には、左右のサイドバックの位置でも起用され、類まれなる万能性を発揮した。
EURO2024では準々決勝のオランダ代表戦でも好調を維持し、対峙したリバプールDFフィルジル・ファンダイクを自慢の走力で困らせる場面も。24歳のアタッカーは、トップレベルの舞台でも輝けることを証明した。
ヨーロッパの大会での活躍を受けて、所属クラブは高値での売却を検討している。2027年まで契約を結んでおり、最低でも3000万ユーロの移籍金を手に入れたい意向だ。
アルネ・スロット新監督率いるリバプールがオファーを提示するかどうかには言及がないが、要求額はそこまで問題のない金額であり、貴重なチームメンバーとしてアンフィールドに連れてくる可能性も否定はできない。
はたして、24歳のトルコ代表ウィンガーは、この夏にステップアップを果たすのだろうか…?