昨シーズン限りでアンフィールドを離れた元カメルーン代表DFジョエル・マティプに加えて、オランダ代表DFフィルジル・ファンダイクも33歳と年齢が高く、センターバック陣の世代交代の必要性が迫っている。
イタリア紙『Tutto Juve』によれば、リバプールはユベントスに所属するブラジル代表DFグレイソン・ブレーメルの調査を進めており、問い合わせを実施したようだ。なお、チェルシーやマンチェスター・ユナイテッド、バイエルン・ミュンヘンも動向に注目している。
同選手の残留を希望するユベントスは、獲得を狙うクラブに対して5900万ポンド前後を要求する見通し。昨季もチームの主軸としてプレーし、セリエAやコッパ・イタリアを通じて40試合に出場。27歳のセンターバックは最終ラインに欠かせない存在だ。
ウルグアイ代表に敗れたものの、コパ・アメリカ2024のブラジル代表にも選出された。同大会での出場機会はなかったが、世界中のリーグに優秀な選手を送り込むカナリア軍団の一員になれる時点で、その能力の高さの証明と言えよう。
ただし、リバプールは苛烈なオファー合戦に身を投じるつもりはなく、移籍金が吊り上がるような事態であれば、早々に獲得レースから撤退する算段のようだ。
2028年6月まで契約を結ぶ27歳ディフェンダーだが、現実的にリバプールが狙うプロファイルとは合っておらず、実際にオファーを提示するとは思えない。10代から20代前半がメインターゲットであり、アルネ・スロット新体制で長期的に活躍できる人材に集中している。
はたして、ブラジル代表DFが想定を覆し、アンフィールドに移籍することはあるのだろうか…?