昨年の夏、サウジアラビアから巨額のオファーが届いたとされるエジプト代表FWモハメド・サラー。リバプールは当時のオファーを断固拒否し、この夏にエジプシャン・キングと新たな契約を結ぶことを狙っている。
しかし、中東クラブからの関心は衰えておらず、この夏にもビッグオファーが舞い込む可能性は否定できない。さらに、契約満了のタイミングを狙って、フリートランスファーで獲得する選択肢もあり、状況次第では同選手の去就が慌ただしくなるかもしれない。
現役時代にクリスタル・パレスなどで活躍した元アイルランド代表FWクリントン・モリソンは、エジプト代表FWの退団を示唆し、もしも1億ポンドを超える移籍金であれば、代役の選手も獲得できるだろうと語った。
「リバプールのファンも、新しく入ってくる監督も、サラーを失いたくはないだろう。右サイドからプレーする彼の数字は素晴らしいし、彼の数字はとんでもない。」
「では、サラーに匹敵するような選手を獲得できるのだろうか?しかし、もし1億ポンド以上の移籍金が手に入れば、今夏の退団が見えてくる年齢だ。」
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アルネ・スロット新監督にとっても、いまだエースに君臨する32歳の右ウィンガーは絶対的な存在で、新シーズンに向けた戦力として計算している。全盛期ほどのスピードは失ったものの、ゴール前でのチャンスメイクや決定率は他のフォワードにも引けを取らない。
ASローマから加入して以来、アンフィールドで通算349試合211ゴール89アシストと、現役にしてレジェンドに名を刻むストライカーは、キャリアの終盤において、どのような決断を下すことになるのだろうか…?