ジョーダン・ヘンダーソンやファビーニョらの突然の移籍も相まってリバプールは昨夏、複数のミッドフィルダーを獲得し、中盤の強化を実施に移した。そうして迎えた昨シーズンは、中盤にエネルギーが戻り、プレミアリーグ3位に返り咲いた。
新シーズンにはチャンピオンズリーグに復帰するリバプールは、日本代表MF遠藤航やスペインU-21代表MFステファン・バイチェティッチのみと若干手薄な守備的ミッドフィルダーに関心を寄せていると報じられている。
ポルトガル紙『O Jogo』によると、マンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティ、アーセナルとともに、リバプールはベンフィカで活躍するポルトガル代表MFジョアン・ネヴェスの動向を追っているようだ。
19歳ながらも、すでにフル代表で9試合でピッチに立っており、同国内では未来を担う逸材として期待される。昨季もレギュラーの座を掴み、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグなどを通じ、55試合に出場すると、3ゴール2アシストを挙げた。
中盤の底からゲームを作れるタイプのプレーメーカーで、小柄な体型にも関わらず、確かなテクニックと重心の低さでボールを持ち運べる。ポテンシャルの高さは誰にでも明らかで、どのクラブにとっても貴重な存在になり得る。
ただし、ベンフィカも安く手放すつもりはなく、法外な移籍金の支払いが必要となる。リバプールにとっては手の出ない金額だが、マンチェスター勢であれば捻出できない額ではなく、近い未来にイングランドに舞い降りるかもしれない。
現時点で、この夏に移籍する兆候は見られないが、はたしてポルトガルの期待の星がプレミアリーグで初挑戦することになるのだろうか…？