マイケル・エドワーズ元SD(スポーティング・ディレクター)は、リバプール復帰ではなく、オーナー会社のフェンウェイ・スポーツ・グループ(FSG)におけるサッカー部門CEOに就任。リバプールを軸に、マルチクラブオーナーシップ構築に責任を持ち、同会社におけるサッカー部門の発展を任された。
FSGはリバプールに続くクラブを探し回っており、先日にはFCジロンダン・ボルドーとの話し合いが報じられた。長期的な負債から財政面での改善を狙うフランスのクラブ買収に向けて、関係者間で交渉が進んでいた。
しかし、その交渉はうまくまとまらずに、FSGはボルドー買収を断念する決断を下したと、公式声明を発表。話し合いに応じてくれた人々への感謝を語りつつも、ボルドーの明るい未来を期待していると綴った。
「すべての利害関係者との広範かつ建設的な話し合いの結果、フェンウェイ・スポーツ・グループはFCジロンダン・ボルドーの買収を断念する決断を下しました。」
「また、FCジロンダン・ボルドー内外のすべての関係者に対し、解決策を模索するための数週間にわたる協力に感謝したい。DNCG(フランスプロサッカーリーグ連盟の管理局)の会長とメンバーには、面談の機会を与えてくれたことに感謝の意を表したい。」
「実現可能な結果を見出すことができなかったことに失望はしているが、クラブとサポーターに最良の未来が訪れることを祈っている。」
今回の決定により、FSGは別のクラブに視線を向けることになった。現時点では買収候補は報道されていないが、水面下で買収可能なクラブの調査が行われているはずだ。
一方で、投資会社の買収に至らなかったFCジロンダン・ボルドーも正式な表明をSNSに掲載。今回の判断が下された背景には、今後発生するスタジアムの高額な費用やフランスサッカー界の経済状況が含まれているようだ。
プレスリリース
FCジロンダン・ボルドーとその株主は、フェンウェイ・スポーツ・グループから、ここ数週間で始まったクラブ買収を視野に入れた話し合いを続けないという決定通知を受けた。この決断の理由には、今後数年間のスタジアムの高額な費用と、フランスサッカー界の一般的な経済情勢が含まれる。
FCジロンダン・ボルドーとジェラール・ロペスは、フェンウェイ・スポーツ・グループがクラブとそのチームに関心を持ち、利害関係者に会うために足を運んでくれたことに感謝したい。
クラブとその株主は現在、控訴審を視野に入れ、2024/25シーズンの資金調達計画の最終調整に全力を注いでいる。
Communiqué du Club 🔵⚪️
— FC Girondins de Bordeaux (@girondins) July 16, 2024
Le FC Girondins de Bordeaux et son actionnaire ont été informés par Fenway Sports Group de sa volonté de ne pas donner suite aux discussions entamées ces dernières semaines en vue du rachat du club. Cette décision s’explique notamment par le coût… pic.twitter.com/GH1sS0RpJ7