32歳DFジョエル・マティプがリバプールを退団し、フィルジル・ファンダイクも33歳とベテランの域に差し掛かっている。ディフェンスリーダーとしてまだまだ現役だが、年齢に伴う衰えがいつ訪れてもおかしくはない。
その長期的な後継者として、リバプールが注目していたのが、リール所属のフランスU-23代表DFレニー・ヨロだ。リーグ・アンで46試合に出場すると、高いポテンシャルを発揮し、ヨーロッパの強豪クラブが関心を寄せる存在になった。
同選手に対しては、選手自身が希望するレアル・マドリードに加えて、リバプールやマンチェスター・ユナイテッド、パリ・サンジェルマンが動向を追っていた。しかし、リバプールとPSGは争奪戦から撤退したと、フランス紙『Le Parisien』が報じた。
意中のクラブであるレアル・マドリードは、オファー合戦に参戦するつもりはなく、2025年6月に契約満了を待ってからの獲得でも問題ないとしており、焦っている様子はない。一方、マンチェスター・ユナイテッドは4000万ユーロから5000万ユーロでのオファーを準備しており、2029年6月までの長期契約を用意しているそうだ。
スペイン首都のクラブが依然として最優先と見られるが、2つのクラブが関心を弱めたことで、一気に移籍の話が進む可能性もある。
はたして、将来有望な若きセンターバックは今夏、ステップアップを決断するのか、もしくはもう1シーズンをフランスで過ごし、来年の夏にマドリード行きを選択するのだろうか…?