シャビ・アロンソ監督とともに、ブンデスリーガを無敗で優勝し、ヨーロッパリーグでも決勝まで進出したバイエル・レバークーゼン。ミラクルを実現させたチームにおいて、右ウイングバックとして覚醒したのが、オランダ代表DFジェレミー・フリンポンだ。
シーズンを通じて、47試合14ゴール12アシストと驚異的な数字を残し、その名は一気にヨーロッパ全土に轟いた。各国の強豪クラブの目にも留まり、23歳の超攻撃的サイドバックは、この夏にもステップアップする見通しとなっている。
ドイツ紙『Bild』によれば、フリンポンは次なるクラブとして、リバプールやアーセナル、マンチェスター・シティ、レアル・マドリードの4クラブでのプレーを夢に見ており、レバークーゼンは4000万ユーロを要求する予定のようだ。
また、リバプールはすでに同選手の代理人と接触を図っているとも報じており、必要となる移籍金や契約条件など探りを入れている。
今夏に開催していたEURO2024にもオランダ代表として出場。ポーランド代表とトルコ代表戦で数分間、フランス代表との試合ではスタメン出場を飾ったが、それ以外はベンチに座っており、本領発揮とまで至らなかった。
小柄な体格ながらも俊敏性の高いプレースタイルで、豊富な運動量で毎回のようにゴール前に顔を出しつつも、ディフェンス面でも貢献できるタイプ。
リバプールにはウィングバックのポジションはなく、右サイドバックでは対人守備で負ける可能性が高いため、獲得するのであれば、オランダ代表と同じように右ウィンガーでの起用が見込まれる。
はたして、トップチームを希望する23歳の同選手は、新シーズンにどのクラブでプレーしているのだろうか…?