ユルゲン・クロップ政権で長らくセンターバック陣の一角を担ってきた元シャルケDFジョエル・マティプが、昨シーズン限りでチームを離れた。さらに、オランダ代表DFフィルジル・ファンダイクは33歳とキャリアの終盤も近づいており、新たなセンターバック獲得の必要性に迫られている。
シーズン中から数々のセンターバックへの関心が報じられており、スポルティングに所属するポルトガル代表DFゴンサロ・イナシオもターゲットのひとりとして取り沙汰されているが、移籍交渉が前進していると、海外メディア『CaughtOffside』が伝えた。
6000万ユーロの契約解除金が設定されていると言われる22歳の左利きディフェンダーに対して、ポルトガルのクラブはそれ以上の金額を求めることはないようで、設定金額さえ支払えば個人との契約交渉の許可が下りる見込みだ。
他にも強豪クラブが関心を寄せている若きセンターバックだが、マンチェスター・ユナイテッドはオランダ代表DFマタイス・デ・リフト獲得に近づいており、アーセナルはリバプールからの関心も報じられたイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリとの契約間近と見られている。
競争相手がいなくなれば、それだけ移籍金を吊り上げることも難しくなる。リバプールにとってはチャンス到来だが、別のディフェンダーにも熱視線を送っており、最終的にどのセンターバックを獲得するかはお楽しみ。
はたして、リバプールはアルネ・スロット新体制を長期的に支えるセンターバックとして、誰に白羽の矢を立てるのだろうか…?