リバプールのアカデミーで育ち、ユルゲン・クロップ監督とともに黄金期を築いたイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルド。右足から繰り出す精度の高いパスやフィードで局面を打開しつつも、近年はミッドフィルダーとして起用されることも。
リバプールにとって、スティーブン・ジェラード以来の地元出身のスター選手は貴重な存在で、この夏には2025年6月までに迫る現行契約の延長を狙う。一方で、契約が更新されない場合には強豪クラブ同士が争奪戦を展開することは避けられず、スペインのビッグクラブが関心を示し続ける。
移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏は、3月にもレアル・マドリードが動向を追っていることを改めて伝えると、いまもなお25歳のディフェンダーに注目しているものの、あくまでターゲットのひとりであると語った。
「レアル・マドリードが動向を見守ってることは3月にも話したが、今のところ何も目新しいことはない。」
「レアル・マドリードは、契約が短い優秀な選手の多くの状況を気にかけており、アレクサンダー=アーノルドもそのひとりだ。」
CaughtOffside
EURO2024ではミッドフィルダーでの経験値が乏しく、あまり活躍するには至らなかったが、指揮官の明確な指示や慣れによっては、中盤の底でも世界的な選手に生まれ変われるだけのポテンシャルを秘めており、今後もアンフィールドで中心的な役割を担う。
昨シーズンからは副キャプテンに任命されており、オランダ代表DFフィルジル・ファンダイクが退団した場合には、新キャプテンを任される可能性が高く、リバプールは是が非でも同選手との契約延長を取り付けたい。
はたして、リバプール出身DFは地元クラブと新たな契約を結ぶのか、もしくはフリートランスファーでの移籍を狙う動きを見せるのだろうか…?