元シャルケDFジョエル・マティプがリバプールを退団し、フィルジル・ファンダイクも33歳とベテランになりつつある。イブラヒマ・コナテやジャレル・クアンサーらとともに、長期的に最終ラインを任せられる人材を探すリバプール。
アルネ・スロット新監督は昨季、マインツで大活躍したオランダ人DFセップ・ファン・デン・ベルフに期待を寄せているものの、選手側はレギュラーの座が確約されるクラブへの移籍を希望しているともいわれ、その去就は余談を許さない。
イタリア紙『Tuttosport』によれば、リバプールとニューカッスル・ユナイテッドは、ユベントスに所属する19歳DFディーン・ハイセンについて問い合わせを実施したようだ。移籍金は最低でも3000万ユーロを見込んでいる。
一方で、同紙はパリ・サンジェルマンと2029年までの契約で個人合意しているとも報じているが、移籍金に開きがあり、交渉は順調に進んでいない。PSGは2000万ユーロを提示しているものの、ユベントスは低すぎると考え、1000万ユーロの上乗せを狙っている。
他にも、ボルシア・ドルトムントやバイエル・レバークーゼン、RBライプツィヒ、シュトゥットガルトらブンデスリーガ勢も動向に注目しており、昨季ASローマで好パフォーマンスを披露したスペインU-21代表DFは新天地探しには苦労してない。
前述した通り、ファン・デン・ベルフと若きセンターバックがレンタルから戻ってきたリバプールにとって、現時点でトップレベルでのプレー経験の少ないポテンシャル採用を行うとは思えない。また、セリエAでの出場も14試合と経験不足の選手に対し、3000万ユーロをさっと支払うクラブではない。
その価値や移籍金とのバランスからリバプール移籍はあり得ないように見えるが、19歳のセンターバックは来季、どのクラブでプレーすることになるのだろうか…?