昨シーズンはレンタル先のマインツで35試合に出場。ブンデスリーガ内でも好パフォーマンスを披露したことで、ドイツ以外からも関心を寄せられている22歳のオランダ人DFセップ・ファン・デン・ベルフ。
リバプール加入以来、トップチームでの出場は4試合に留まっており、ほとんどの時間をチャンピオンシップやブンデスリーガで過ごしてきた。ローン地獄から抜け出すためにも、同選手は今夏での退団を希望しているものの、同郷出身のアルネ・スロット新監督は、ジョエル・マティプの代役として期待している。
また、リバプールは獲得を狙うクラブに対して2000万ユーロを要求している。マインツやヴォルフスブルク、PSVアイントホーフェンら興味を持つクラブは要求額に躊躇しており、2026年6月までと契約が2年になっている選手に提示するかどうか悩んでいる。
オランダ紙『Voetbal International』によれば、選手本人やマネジメント会社も所属クラブが希望する金額は不釣り合いと認識しており、大幅な値下げが必要になると考えているようだ。
ドイツで示したポテンシャルに加えて、スロット監督からの信頼もあって、現時点では値下げに応じる可能性が低いリバプール。プレシーズンでのパフォーマンスや新たなセンターバックを獲得できるかにもよって、状況は変化していくはずだ。
放出するのであれば、高値で売却したいリバプールにとって、喜んで要求額を支払うクラブが好ましいが、はたして現れるのだろうか…?