リバプールと結ぶ現在の契約が、2025年6月までと1年を切ったイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルド。代表でも仲の良いジュード・ベリンガムが所属するレアル・マドリードが動向を見守っており、来夏の移籍に向けてプレッシャーをかけ続けている。
アルネ・スロット新監督やリチャード・ヒューズ新SDは、加入早々に難題に直面しており、フィルジル・ファンダイクやモハメド・サラーとの契約問題にも決着をつけなければならない。両選手にはサウジアラビアが虎視眈々とチャンスを窺っている。
海外メディア『Caught Offside』によれば、リバプールはすでに同選手の代理人と交渉を開始しており、2029年までの55年契約をオファーする見込みのようだ。なお、合意が遅れたり、選手側が移籍を志願した場合には、フェイエノールトのオランダ代表DFルシャレル・ヘールトロイダ獲得に動くとも報じている。
ジョーダン・ヘンダーソンやジェームズ・ミルナーが抜けた昨シーズン、リバプール出身DFは副キャプテンに任命され、ファンダイクが退団したときにはキャプテンに昇格されることが濃厚。アイコンとしてもチームに欠かせない選手で、万が一移籍金なしで放出となれば、その損害は甚大だ。
何がなんでも長期契約を締結したいクラブ側だが、ベリンガムのみならず、キリアン・エムバペやオーレリアン・チュアメニ、エドゥアルド・カマヴィンガら世界でも屈指の若手や中堅を次々に獲得しており、そうした選手とのプレーは選手にとっては魅力的に映るだろう。
リバプールがどのようなプロジェクトを提示できるか、納得するだけの契約条件をオファーできるかが鍵になるが、サポーターとしては新たに5年契約を結び、スロット体制の中心選手になってくれると信じたい…