近年は数々とポテンシャルの高い若き逸材を獲得し続けているリバプール。昨年の夏には、レスター・シティから当時16歳MFトレイ・ニョニをチームに迎え入れると、昨シーズンにはトップチームデビューも果たした。
ハーヴェイ・エリオットやコナー・ブラッドリー、ベン・ドークらトップチームに定着している若手も多い中、英国内を中心に若手選手のスカウティングを継続している。そして、その視線はいま財政難から破産申請を行ったフランスの名門ボルドーに注がれている。
海外メディア『Foot Mercato』によれば、リバプールは同クラブと契約を結ぶ17歳DFマティス・アンジュリーに関心を示しており、フランスのクラブと契約解除になる予定の同選手を移籍金なしで獲得するチャンスを窺っているようだ。
昨シーズン、リーグ・ドゥ(フランス2部)においてデビューを飾ったフランスU-17代表のセンターバックは、才能を感じさせるパフォーマンスを披露。フランス国内でも評価を高めており、リバプール以外にも複数のクラブが動向を追っている。
まだまだプロとしての経験が少なく、いますぐにレギュラー争いに加わる選手ではないため、アカデミーで力を磨くことになる。もしくは、フランスなどヨーロッパのクラブにレンタルし、トップレベルの試合を経験し、選手としてスキルアップを図りたいところ。
現時点ではあくまで噂でしかなく、リバプールが本腰を入れるかは未知数。そのオーナー会社、フェンウェイ・スポーツ・グループ(FSG)がクラブ買収に向けた話し合いを進めていただけに、もしかすると内情に詳しいかもしれない。
はたして、ブリーヴ=ラ=ガイヤルド出身のセンターバックは、新たなキャリアに歩みを進めるのだろうか…?