地元リバプールに生まれ、アカデミーを経て、トップチームに昇格した23歳MFカーティス・ジョーンズ。その才能はユルゲン・クロップ監督にも認められ、10代の頃からトップチームに帯同し、絶対的なレギュラーにこそなれていないが、多くの試合でピッチに立ってきた。
アンフィールドではこれまで133試合に出場し、16ゴール14アシストを記録。新シーズンは同選手にとって大きな変化となり、アルネ・スロット監督のもとでプレーする。自身にとっても、トップチームにおける2人目の指揮官となる。
プレシーズンには初日から参加し、オランダ人指揮官の指導を受けている元イングランドU-21代表MFは、スロット体制に手応えを感じており、自らのプレースタイルにも合っていると語った。また、順風満帆のこれまでを幸せに感じているとも明かしている。
「彼は本当に素晴らしいよ。」
「何度も言っているけど、僕やチームにいる若手に合ったプレースタイルで、明確なプランがあるという点では、今までで一番幸せかもしれない。」
「トレーニングにおいても、彼は全面的に関与してくれるし、多くのことを指導してくれる。」
「彼にはプレーの流儀があって、大きな変化であることは間違いないから、少し時間がかかることは認識している。」
「彼もスタッフも冷静だし、クオリティーが高いこともわかっている。」
「まだ戻ってくる選手もいるし、またステップアップすることになる。」
「これまでで、一番幸せだと思う。」
「いつも苦しかった。僕は若い頃からチームの中でプレーしてきたし、常に自分のプレースタイルを持っていた。そして、トップチームでプレーするようになって、僕は適応しなければならなかった。でも、それも計画の一部だった。ただ、こっちの方が自分らしいと感じるようになったんだ。」
「もっとボールに絡めるし、もっと自分を出せる。だからこそ、ワクワクしているんだ。」
23歳と若手から中堅に移り始めるキャリアにおいて、そろそろ真の価値を証明しなければならない。ハーヴェイ・エリオットは昨季、途中出場から試合の流れを変えるような役割を担い、他のミッドフィルダー陣もそれぞれに能力を発揮している。
スロット新監督にアピールするためにも、リバプールで長いキャリアを築くためにも、新シーズンはチャレンジの年になりそうだが、圧倒的な活躍で、トレント・アレクサンダー=アーノルドに並ぶ、地元スター選手に進化できるか実物だ…