ユルゲン・クロップ監督のもと、彗星の如く現れた地元リバプール出身の右サイドバック、トレント・アレクサンダー=アーノルド。右足から放たれるロングレンジのパスは一気に局面を打開し、破壊力抜群なアタッカー陣とともに、数々のゴールシーンに顔を出した。
ディフェンス面での緩さを指摘されて久しいが、その攻撃能力を控えに置くわけにいかず、偽サイドバックや守備的ミッドフィルダーとして起用される試合も増えた。クラブレベルでも中盤に挑戦が噂される中、最近の話題はレアル・マドリードからの関心だ。
2025年6月までと現行契約が残り1年を切っており、この夏には首脳陣含めた話し合いが実施される。リバプールは同選手に対し、長期契約をオファーする見込みだが、来夏にフリートランスファーでの獲得を虎視眈々と狙うスペインのクラブからの熱視線も続いている。
英『The Mirror』によれば、昨年のチャンピオンズリーグ覇者との関係が大きく報じられるイングランド代表DFだが、アルネ・スロット新監督との話し合いで好印象を受け、自身にとってはトップチームで2人目の監督のもとで戦うことを決断したようだ。
今回の報道が事実だとすれば、リバプールのみならず、関係者にとって嬉しいニュース。アンフィールドでは通算310試合に出場し、19ゴール81アシストとサイドバックとは思えない数字を残しているディフェンダーは、スロット体制でもなくてはならない存在だ。
とはいえ、新契約を締結するまでは予断を許さない。リバプールと25歳の副キャプテンが新たな契約を交わす日を待ち侘びている…