アルネ・スロット新監督が就任し、新たな時代に突入したリバプール。フィルジル・ファンダイクがベテランの領域に達し、センターバック陣の世代交代を狙う一方で、昨シーズン終盤において得点力が減少した攻撃陣のテコ入れも画策している。
依然としてチームのエースで、最後に頼れる存在であるエジプト代表FWモハメド・サラーもすでに32歳。ゴール前での迫力は年々少なくなっており、最近はチャンスメーカーの役割に移っている。来夏にはサウジアラビア移籍も取り沙汰されている。
左利きの右ウィンガーを中心に、様々なアタッカーに対して関心を示し、動向を追っているリバプールは、ふたたびクリスタル・パレスに所属するイングランド代表MFエベレチ・エゼへの興味をイダていると、海外メディア『Football Insider』が報じた。
EURO2024の舞台にも立った26歳の攻撃的ミッドフィルダーには、トッテナム・ホットスパーも注目している。昨シーズンには31試合で11ゴール6アシストを記録し、プレミアリーグでも屈指のプレーヤーとして認識されている。
ただし、同僚のフランスU-23代表FWマイケル・オリーズがバイエルン・ミュンヘンに移籍してしまい、クリスタル・パレスの攻撃における2枚看板を同時期に失うことは避けたいはずだ。そのため、獲得を狙う両クラブにとっては骨の折れる交渉が待ち受けている。
セットプレーでも効果的なプレーで貢献できるイングランド代表MFだが、この夏にステップアップを果たすのだろうか…?