シャルケの下部組織で育った元カメルーン代表DFジョエル・マティプは、2016年にアンフィールドに移ると、昨シーズンまで最終ラインの一員として活躍。イブラヒマ・コナテやジョー・ゴメスとのレギュラー争いがありながらも、201試合に出場した。
さらに、フィルジル・ファンダイクも33歳になり、ディフェンスリーダーの代役確保が必要不可欠だ。ゴンサロ・イナシオ、マルク・グエイ、リッカルド・カラフィオーリ、レニー・ヨロら様々な選手が最前線に浮上しつつも、現時点で誰も獲得に至っていない。
海外メディア『Caught Offside』によれば、ターゲットのひとりとして挙げられているユベントスDFグレイソン・ブレーメルだが、リバプールは5890万ポンドもの高額なオファーを提示しなければようだ。
トリノで大活躍し、2022年にユベントスにステップアップ。屈強なフィジカルで相手の攻撃を封じ込め、これまで83試合に出場してきた。ブラジル代表でも5試合でピッチに立っており、27歳のセンターバックはヨーロッパでもトップレベルのディフェンダーに成長した。
2028年まで契約を結ぶ同選手だが、リバプールが20代後半の選手に関心を示す可能性は低い。日本代表MF遠藤航のように移籍金が実力以上に安い場合を除き、適切な価値での補強を方針とするレッズの対象にはならないはずだ。
6000万ポンドにも近い金額が、イタリア代表DFのカラフィオーリを上回る額で、明らかに過剰評価と言える。ブラジル代表DFが今夏、他のクラブやリーグに移籍することはなさそうだが、はたして…?