契約更新問題、サウジアラビアからの関心、年齢と複数の要素が絡み合い、様々な憶測が渦巻くエジプト代表FWモハメド・サラーの去就。この夏にアンフィールドを去る可能性は限りなく低いが、来夏には退団が予想される。
リバプールは数々のゴールを奪ってきたエジプシャン・キングに代わり、右ウイングから相手のゴールに迫れる若きウィンガーを探しており、何人もの選手をリストアップ。ピッチでのパフォーマンスだけではなく、契約状況などについても代理人に問い合わせなど水面下で動いているといわれる。
海外メディア『GIVEMESPORT』によると、リバプールはウルヴァーハンプトン・ワンダラーズに所属するポルトガル代表FWペドロ・ネトに照準を絞り、獲得に本腰を入れるかどうかを検討しているようだ。
同選手と代理人契約を結ぶ “GestiFute” とは接触済みで、獲得の可能性について話し合いを進めている。同エージェンシーの最高責任者、ジョルジュ・メンデスは複数クラブが関心を示す24歳ウィンガーの移籍を実現させるために、後押しする可能性も示唆している。
2019年にラツィオからウルブスに加入すると、ここまで135試合14ゴール24アシストを記録。躍動感のあるドリブル突破や裏抜けのスピードはプレミアリーグでもトップクラスで、高速カウンターも魅力のリバプールにとっては適切な人材と言える。
ただし、問題がないわけでもない。試合数に対する得点数は決して高いとまで言い切れず、サラーの後継者としては疑問が残る。また、毎シーズンのように一定期間怪我で離脱しており、負傷耐性が低く、その原因を詳しく調査しなければならない。
とはいえ、その能力はイングランドでも証明済み。コンディションが整っているときのポルトガル代表アタッカーの攻撃センスは一級品で、強豪クラブにとって貴重な戦力になること間違いないが、はたしてアンフィールドに移籍する未来はやってくるのだろうか…？