モイセス・カイセドやロメオ・ラビアと若きミッドフィルダーをチェルシーに奪われる形になったリバプールは昨夏、シュトゥットガルトから緊急補強に踏み切り、当時30歳の日本代表MF遠藤航をチームに加えた。
加入直後こそプレミアリーグの強度やスピードに馴染みきれず、ボールを奪われるシーンが目立ったが、徐々にプレーが改善。昨年12月には目覚ましい活躍でサポーターも納得させ、シーズン後半戦は中盤の主軸を担った。
ユルゲン・クロップ監督が去り、アルネ・スロット監督が就任したリバプールでは一からのスタートとなる。現時点では絶対的なレギュラーの位置付けではないようで、デイヴィッド・リンチ氏(英ジャーナリスト)はマルセイユからのオファーを断ったものの、さらに高額なオファーが届けば売却に心が傾く可能性を示唆した。
「リバプールは、遠藤航に対するマルセイユからの1400万ユーロのオファーを断った。ドイツの多くのクラブもこの選手に興味を示しており、より高額なオファーがあれば、レッズは売却に踏み切るかもしれない。」
Liverpool have turned down a €14m bid from Marseille for Wataru Endo. A number of German clubs are also interested in the midfielder and a higher offer could tempt the Reds to sell.
— David Lynch (@davidlynchlfc) July 28, 2024
日本人としては今季もプレミアリーグで活躍する姿を見たいのは当たり前。また、チーム状況的にも、19歳MFステファン・バイチェティッチが復帰したものの、中盤の底を任せられる選手は手薄なため、もしも代役を獲得できたとしても手元に置いておきたい人材と言っていいだろう。
現時点では、31歳の日本代表キャプテンが退団する兆候は見られないが、どのような結末を迎えるか見守っていきたい…