2021年の冬、ダービー・カウンティで高いポテンシャルを発揮していた当時16歳の有望株カイデ・ゴードンは、リバプールに新天地を求めた。翌シーズンにはプレミアリーグやFAカップ、リーグカップにも出場し、トップチームで経験を積んだ。
ところが、不運に見舞われる。怪我によって長期的な離脱を余儀なくされ、2022-23シーズンはピッチに戻れなかった。昨年末から徐々にコンディションを取り戻すと、アルネ・スロット新監督のもとでプレシーズンを過ごしている。
19歳になった若きウィンガーは、久しぶりのプレシーズンや新監督とのトレーニングに触れ、楽しんでいると語った。加えて、負傷期間は浮き沈みがあったと認めつつも、離脱していたときはピッチに恋焦がれていたとも口にした。
「新しい監督になって、これまでとは違う経験ができた。でも、若い選手たちと離れて過ごすのはいいことだし、今のところ楽しんでいるよ。」
「僕にとっては2年ぶりの（プレシーズン）だと思う。しばらく離脱していたのは事実だから、復帰してリズムを取り戻すのはいいことだよ。」
「プレーしているときは気づかないものだけど、プレーから遠ざかっているときは、どれだけ恋しくなるものだろう。正直なところ、また試合に参加できるのはうれしいことだ。」
「最も難しい時期で、常に浮き沈みがある。ある時期に復帰できると思っていたのに、ダメだと言われることもある。」
「でも、それが終わりに近づくと、トンネルの終わりが見えるような気がしてくる。今、僕は戻ってきた。今はただ、戻ってきて、すべてに参加し続けようとしている。」
「100パーセント、強くなったと感じるよ。若手がトレーニングに出ていて、彼らがトレーニングしているのを見ることができる。でも、現場に戻ると、もっともっと恋しくなるんだ。」
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万全の状態で迎える新シーズン。2024年3月にはイングランド代表U-20代表にも選出された右ウィンガーは、今シーズンの目標を問われると、どんな状況でもいいからプレー時間を確保したいと、トップチームでの出番に貪欲な気持ちを明かした。
「正直なところ、どこでもいいから出場時間を確保したい。」
「とにかくプレー時間を増やしたい。」
「今シーズンは試合に出場することで、すべてを取り戻し、以前の状態に戻る必要があると感じている。」
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ユルゲン・クロップ監督が退任し、オランダ人指揮官がアンフィールドのヘッドコーチに就任。主要なコーチ陣も入れ替わり、トレーニング内容も独自の要素が加わりつつあり、プレースタイルにも違いが見られる。
ゴードンは新たな環境も楽しんでいることを強調し、新シーズンでどのような結果が出るかは見守るしかないと語った。
「以前の指揮官のやり方とは明らかに違うけど、今のところ楽しめているし、正直なところ、シーズンがどうなるかを見守るだけさ。」
「ヨン・ハイティンハ（アシスタントコーチ）とはよく話していて、フィニッシュやポジショニングなど、いろいろと助けてもらっている。これまでとは違うけど、楽しんでるよ。」
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