エジプト代表FWモハメド・サラーの後継者になり得るアタッカーに加えて、フィルジル・ファンダイクの後任に据えられる新たなセンターバック獲得を狙っていると言われたリバプールだが、最近になって、守備的ミッドフィルダーへの関心が熱を帯びている。
日本代表MF遠藤航に対するオファーを断ったリバプールだが、アルネ・スロット監督は中盤の底を務めるプレーヤーに対して、ボール奪取能力よりもパス回しに優れる選手を求めているとも報じられており、新しいミッドフィルダーが加わる可能性が高まっている。
デイヴィッド・リンチ氏(英ジャーナリスト)によれば、リバプールはクリスタル・パレスでの半年間で大活躍し、EURO2024ではイングランド代表に抜擢された20歳MFアダム・ウォートンに注目しており、ブラックバーンに在籍していた頃からお気に入りだったようだ。
「アダム・ウォートンは間違いなくリバプールが注目している選手だ。」
「過去にも彼を気に入っていた。」
Born ‘n Red
ブラックバーンのアカデミーで育ち、同クラブで通算51試合に出場。チャンピオンシップで高いポテンシャルを発揮すると、2024年2月にクリスタル・パレスに引き抜かれた。加入するとすぐにスタメンに定着し、昨季はプレミアリーグで16試合に出場した。
左足から高精度のパスを何度も繰り出し、中盤からチームの攻撃を組み立てる。さらに、対人守備にも引けを取らず、ボールを奪うことが最大の強みではないものの、相手の攻撃を止めるだけのディフェンス面も問題ない。
まだチームに加わったばかりで、2029年6月まで契約を結ぶ同選手だけに、この夏に移籍する可能性はほぼゼロ。イングランド人のプレミア価格も乗っかり、莫大な移籍金を要求されることが想定され、リバプールにそこまでの予算はないはずだ。
はたして、いつの日か若きミッドフィルダーがアンフィールドでプレーする未来がやってくることはあるのだろうか…?