昨シーズンはセンターバックではなく、左サイドバックとして、また守備的ミッドフィルダーとして飛躍の年を過ごした27歳DFジョー・ゴメス。イングランド代表にも復帰し、出番こそなかったがEURO2024にも選出された。
しかし、今シーズンはアンディ・ロバートソンやコスタス・ツィミカスがコンディションを戻し、中盤の底に求める役割も変わる。センターバックではフィルジル・ファンダイクやイブラヒマ・コナテ、ジャレル・クアンサーらに遅れを取っており、セップ・ファン・デン・ベルフにも序列で負ける可能性もある。
アルネ・スロット監督にとって、最終ラインのすべてのポジションでプレーできるユーティリティ性は貴重で、アンフィールド残留も十分あり得る。一方で、レギュラー扱いを求めており、退団にも前向きとも言われる。
英『The Daily Telegraph』によれば、ブラジル人DFジエゴ・カルロスのフラム移籍が迫るアストン・ヴィラが、その後釜としてリバプールDFジョー・ゴメスやフェイエノールトDFルシャレル・ヘールトロイダをリストアップしているようだ。
ウナイ・エメリ監督は、両選手がセンターバックやサイドバック、守備的ミッドフィルダーと様々なポジションでプレーできる器用さを評価しており、もしも31歳のベテランDFが退団した場合には、新たなディフェンダー獲得に乗り出す見込み。
オランダ代表のルシャレル・ヘールトロイダは契約期間が残り1年で、Rbライプツィヒ移籍の噂も挙がっている。アルネ・スロット監督との関係からリバプール移籍を囃し立てるメディアもあったが、最近はその噂は全く見なくなった。
この夏の移籍市場も残り数週間に差し掛かっており、各クラブの動きが活発化し始める。はたして、イングランド代表ディフェンダーは、新たなチャレンジを志願し、プレミアリーグ内での移籍が実現するのだろうか…?