リバプールがバレンシアGKギオルギ・ママルダシュヴィリ獲得に本腰を入れており、すでにオファーを提示したとの報道も飛び交う。ブラジル代表GKアリソン・ベッカーの来季以降の去就が不透明で、アイルランド代表GKクィービーン・ケレハーも退団が噂されていることが、その背景にある。
現地メディア『Levante EMV』によると、バレンシアは今夏の移籍市場で財政を立て直すために大規模な売却を検討しており、ジョージア代表GKが今月末の移籍期限前にエスタディオ・デ・メスタージャを去る可能性が高まっている。
スペインの報道では、リバプールは23歳GKを安価で獲得する最有力候補として捉えている。バレンシアは4500万ユーロと評価しており、ニューカッスル・ユナイテッドも関心を示している模様だが、財政面での改善を理由に交渉の余地があると考えているようだ。
リバプールはバレンシアの経済的問題を十分に把握しており、価格を引き下げる交渉を進める見込み。これまで2度のオファーが提示されたが、いずれもバレンシアに拒否された。リバプールの狙いは、ママルダシュヴィリを獲得し、アリソンが退団するまでの間、プレミアリーグのクラブにレンタルで経験を積ませることにある。
バレンシアは23歳の守護神に対して、評価額に見合うオファーを受け取っていないが、彼が市場価値より低い金額で売却される確率は高まりつつある。そのタイミングを狙い、リバプールが次世代の正GK候補をアンフィールドに連れてきたいところ。
いずれにしても、現時点ではバレンシアが4500万ユーロを下回る金額でのオファーを受け入れることはなさそうだが、経済的な問題がどれほど深刻かによっては渋々主力を手放さなければならず、リバプールやニューカッスルら金銭的に余裕のあるプレミアリーグ勢が興味を抱くプレーヤーはその対象に十分なり得る。
はたして、リバプールはこの夏に新たなゴールキーパーと契約を結び、レンタル移籍に出す未来はやってくるのだろうか…?