昨シーズン、マインツでの大活躍でブンデスリーガを中心に複数クラブが獲得に関心を示すリバプールDFセップ・ファン・デン・ベルフ。マインツ以外にも、シュトゥットガルトやホッフェンハイム、バイエル・レバークーゼン、ボルシア・メンヒェングラッドバッハ、ヴォルフスブルクが動向に注目している。
アルネ・スロット新監督はプレシーズンにおいて、22歳のセンターバックを重宝し、ジョエル・マティプが抜けた穴を埋める存在として期待する一方で、適切なオファーが届けば移籍も許容する構え。そして、リバプールは2000万ポンドを要求している。
選手本人は毎週のようにプレーしたい気持ちを隠しておらず、クラブに移籍を志願しているとも言われるが、新天地候補のひとつだったオランダのPSVアイントホーフェンは争奪戦から撤退した。その最大の理由は、同クラブにとっては途方もない移籍金だったと、オランダ紙『Telegraaf』が報じた。
これまでのクラブ最高額は、2023年にメキシコ代表FWイルビング・ロサノに支払った1450万ユーロ。それを超える金額を捻出することは難しく、エールディヴィジのクラブは他のターゲットに視線を移すことになる。
なお、同紙によると、リバプールはいますぐに決断を下したくなく、守備陣の陣容がどうなるか確定した上で去就を決めたい意向を示しているようだ。レッズは移籍市場が始まる前には新たなセンターバック確保に動いてると見られ、補強が成立するかどうかによって、オランダ人DFの未来が変わることになる。
はたして、22歳のセンターバックは今後どのようなキャリアを歩むのだろうか…?