昨年の夏、チェルシーDFレヴィ・コルウィルの説得に失敗したリバプールは、シーズンを通して左利きのセンターバックを追い求めてきた。左サイドバックも兼ねるディフェンダーが本命で、数多くのセンターバックへの関心が噂されてきた。
その中のひとりが、スポルティングに所属する22歳DFゴンサロ・イナシオだ。ポルトガルのクラブでは通算173試合に出場し、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグなど大舞台も経験。母国のフル代表でもこれまで11試合でピッチに立ち、着実な成長を手にしている。
ポルトガル紙『O Jogo』によれば、リバプールは継続的に関心を示す若きディフェンダーの獲得に本腰を入れる見込みで、数日以内に同選手の代理人を務めるMiguel Pinho氏と話し合いを実施する予定があるようだ。
マンチェスター・ユナイテッドも興味を持っていたポルトガル代表DFだが、5100万ポンドのリリース条項が契約に付随されている。ただし、所属クラブは値下げに応じると見られ、3800万ポンド前後で交渉の席に着く可能性も報じられている。
オランダ代表DFフィルジル・ファンダイクが33歳とベテラン選手の域に入っており、彼の後継者探しは避けられない。また、現状のセンターバック陣にはいない左利きのディフェンダーは貴重な存在になり得る。
足元にも優れ、得点も取れるタイプのセンターバックだけに、アルネ・スロット監督のプレースタイルにも適応できる。もしも3800万ポンドで獲得することができれば、比較的お買い得な補強になるだろう。
はたして、リバプールは移籍マーケットの期限が迫る中、ポルトガル代表のセンターバックに白羽の矢を立てるのか…?