昨年の夏、プレシーズンで頭角を表すと、一気にセンターバック陣のレギュラー争いに加わった21歳DFジャレル・クアンサー。賢いディフェンダーで、的確なポジショニングに加えて、恵まれた運動能力や危機察知能力で相手の攻撃を弾き返した。
落ち着いたプレースタイルが特徴的で、未来のディフェンスリーダー候補。昨季はプレミアリーグで17試合の出場に留まったが、今シーズンは国内リーグで30試合に迫る数のゲームをこなすことが想定される。
ユルゲン・クロップ監督が退団し、オランダ人のアルネ・スロット監督が就任したリバプール。若きセンターバックは新しいプレースタイルにすぐに馴染むことは難しいと明かしつつも、少しずつ良くなっていくと語った。
「いつだってそうだ。すぐにはうまくいかない。」
「彼は新しいアイデアをたくさん持っているから、それに慣れる必要がある。前監督の下で長い間プレーしていた選手も多いから、適応するのは大変なんだ。」
「でも、徐々に、でも確実にそうなっていくよ。トレーニングピッチでやるべきことはまだたくさんあるし、それを続けていくよ。」
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マンチェスター・シティやアーセナルと最後の最後まで優勝争いを繰り広げたリバプールだが、シーズン終盤にかけて差が広がった。力の差を縮めたいものの、現時点では誰も獲得できておらず、補強第一号が優先度の低いゴールキーパーになる可能性が高い。
それでも、チームの練度を高めていくことで、無失点で試合を終えることに注力しなければならないと力説。簡単にゴールを奪われる展開を減らして、クリーンシートを増やすことが、プレミアリーグ制覇への近道だと口にした。
「僕らはとにかく積み上げていくしかない。まだチームがまとまっていないのは明らかだし、一緒にプレーした時間も少ない。」
「まだ違うプレースタイルやそういうものに適応している段階だ。クリーンシートは必ず達成できると思うし、今シーズンはそれを優先させる必要があると思う。」
「昨シーズンは安易に失点する試合が多すぎた。タイトルを狙う上で、最初から失点するような試合はできない。基礎を固め、クリーンシートを保つことが、リーグを制する方法なんだ。」
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