マルティン・スビメンディを巡り、レアル・ソシエダとの綱引きに負けてしまったリバプールは、守備的ミッドフィルダー獲得に動くのではなく、守護神アリソン・ベッカーの長期的な後継者として、バレンシアGKギオルギ・ママルダシュヴィリに注目している。
ボーンマスへのレンタル移籍も含めて、リバプールと個人合意しているジョージア代表のゴールキーパーではあるものの、クラブ間合意には至っていない。バレンシアの要求額にリバプールのオファー金額が達していないのが理由で、3500万ユーロにボーナスを加えた移籍金での合意を狙っている。
Hector Gomez氏(スペイン人ジャーナリスト)によれば、同選手の代理人もリバプールの評価額には同意しており、バレンシアに対して現在の市場において同額が適切な金額であると主張し、所属クラブにプレッシャーをかけ続けているようだ。
「ギオルギ・ママルダシュヴィリの去就はリバプールの手に委ねられている。イングランドのクラブが先週提示したオファーを引き上げなければ、ジョージア代表GKはメスタージャに残るだろう。」
「先週を通して、とりわけ水曜から木曜にかけて行われたバレンシアGKとその代理人を含めた話し合いの中で、選手の側近がバレンシアにオファーを受け入れ、ママルダシュヴィリを退団させるようプレッシャーをかけた。」
「選手の代理人は、わずか2年半前に100万ユーロ弱で獲得した選手を、バレンシアは3500万ユーロ相当のキャピタルゲインを得ている、と主張した。」
「彼らにとっては、リバプールが提示したオファーに、ボーンマスが今年のレンタル料として支払うであろう金額を加えた3500万ユーロに近い金額が、今のGK市場の現実に見合った金額なのだ。」
「それは選手の周辺が伝えているビジョンであり、今日の市場におけるGKはバレンシアが要求しているような金額には値しないし、彼らが持ってきた3500万ユーロはクラブが受け入れるべき金額だということだ。」