ペスカーラで頭角を現し、パリ・サンジェルマンで世界的なミッドフィルダーに成長した元イタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティ。同国のフル代表でも55試合に出場し、フランスの首都では通算416試合11ゴール61アシストと見事な数字を残した。
2023年9月、アル・アラビ・ドーハ(カタール)に新天地を求めた。31歳のミッドフィルダーだが、契約期間が残り1年となったこのタイミングで、ふたたびヨーロッパの地でのプレーを夢に見ているのかもしれない。
海外メディア『HITC』グラエム・ベイリー記者によると、元イタリア代表MFはリバプールやアーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティらプレミアリーグの強豪クラブに売り込みを実施したようだ。
アルネ・スロット新監督が切望したスペイン代表MFマルティン・スビメンディ獲得において、レアル・ソシエダとの駆け引きに敗れたリバプール。中盤の底にテクニックのあるミッドフィルダーを求めているが、他に適任がおらず、今後 “No.6” のポジションの選手を追い続ける可能性は低い。
マンチェスター勢も主力やベンチに有能なミッドフィルダーを抱え、アーセナルも潤沢なバックアップ陣を擁している。リバプール含めて、プレミアリーグの上位クラブがキャリアも終わりに近づく元PSGの中盤選手にスポットライトを向けるとは思えない。
イングランドに上陸する確率はほぼゼロで、ヨーロッパに復帰するのであれば、母国イタリアが大本命。はたして、ヴェッラッティはこの夏の移籍市場において、カタールを離れることになるのだろうか…?