2シーズン前、トップチームで印象的なパフォーマンスを披露。リバプールにおける中盤の底を長期的に担う逸材として期待された19歳MFステファン・バイチェティッチだが、2023/24シーズンは怪我に悩まされ、出番はほとんど巡って来なかった。
今季は心機一転、アルネ・スロット新監督にアピールしたいところだが、守備的ミッドフィルダーに求める能力が変わった。プレシーズンにおいては、ライアン・フラーフェンベルフやカーティス・ジョーンズも同ポジションで起用され、レギュラー争いは昨季以上に熾烈になった。
まだスペインU-21代表MFの将来性に期待を寄せるリバプールは、完全移籍で手放すのではなく、ローン移籍には前向きだ。
スペイン紙『La Voz de Galicia』によると、セルタ・デ・ビーゴ、レアル・ソシエダ、ビジャレアル、ラス・パルマス、バレンシアのラ・リーガ勢に加えて、プレミアリーグからも2つのクラブが関心を示しているようだ。
イングランドの国内リーグが開幕して2試合が過ぎたものの、ベンチ入りすらも叶っておらず、アンフィールドに留まっても現状を打開できるかは未知数。ミッドフィルダー陣に負傷者が続出した場合くらいに限られるため、若手選手にとってはレンタル移籍が理想的と言える。
はたして、19歳の守備的ミッドフィルダーは今季、リバプールではないクラブでの活躍を見せてくれるのだろうか…？